#1【ドイツ語多読】スタートで早速失敗した話(2018年10月に読んだ本)
(この記事は「ドイツ語多読」シリーズ第1回ですが、このシリーズは第0回から始まっています。
前回(第0回)はこちら↓)
komugi-haiga-hondana.hatenablog.com
早速本を借りてみる
年会費を払い、書類にサインした私は、無事図書館のカードを手にすることができました。
ちょうどその日は時間があったので、早速本を借りて行くことにしました。
目次
- 早速本を借りてみる
- 児童書のコーナー
- ドイツの図書館の漫画コーナー
- 2018年10月に読んだ本
- 1.ONE PIECE 第1巻
- 2.Das magische Baumhaus 第3巻:Das Geheimnis der Mumie
- 3.Kleine Katze Chi 第1巻
児童書のコーナー
早速向かったコーナーは児童書のコーナーでした。多読学習は「辞書を引かなくても読めそうな本をたくさん読む学習方法」らしいということをネットで知ったので、まず最初は児童書からスタートしようと思ったのです。
児童書コーナーは年齢別に区分分けがされていて、私はこの時「10歳前後の本なら読めるかな」と思って、9-10歳の棚から何冊か本を選びました。
そして次に見つけたのが漫画のコーナーでした。
ドイツの図書館の漫画コーナー
(「こんなに漫画置いてあるんだ!」)
声には出さなかったものの、棚いっぱいに漫画が並んであるのを見て、漫画好きの私は嬉しかったです。
日本の本屋さんでも必ずといっていいほど置いてあるような王道漫画から、「名前は聞いたことあるけど...」というレベルの少々マニアックな漫画(司書さんの趣味?)も置いてありました。
(ちなみに、漫画のコーナーはなぜか各地に分散していて、図書館を利用し始めて1か月経ったあたりに発見した棚もあります...。なんでまとめて置いておかないのだろうか...。)
私はそのときにあったいくつかのシリーズの1巻を借りていくことにしました。
そうして図書館で本を借り始めた私は、児童書コーナーと漫画コーナーに週1で通うようになりました。
では、10月に読んだ本について紹介します。
2018年10月に読んだ本
2018年10月は合計9冊の本を読みました。
冊数を見る限りではあんまり読んだ感じはしませんが、1冊1冊が厚めの本だったので、出だしの月にしては悪くないのでは?と思っています。
では読んだ本の一覧を示したいと思いますが、ただの表だとなんか味気ないので、読んだ本を1枚の画像にデザインとして収めてみました。
(デザインと呼べるか分からない代物ですが、一応作ったので載せます(;・∀・))
それがこちら↓です。
水色の文字が本で、緑色の文字が漫画です。
ええ、そうなんです。
何冊か児童書を借りたのに、読み終わったのは1冊だけでした。
敗因は、「最初から分厚めの本を選んでしまったこと」と「辞書なしですらすら読むには難しすぎた」ということだと思います。
日頃辞書を引いて文章を読むことばっかりだったせいか、辞書を引かずにほぼ100%理解できるスタート地点を正しく把握しておりませんでした...。
スタート地点を誤った。今考えると「なーんだ、じゃあもう少し低いレベルから肩慣らしするか」というだけのことなんですが、当時留学が始まったばかりで不安に囲まれながら生活して自信を失っていた私は、「こんな文章も理解できないのか」となぜか落ち込んでしまい、10月読んだ児童書は1冊のみとなりました。
それに対して漫画は多少厚くても、また使っている単語が多少難しくても、絵から単語の意味を推測できるので、読み切ることができました。
また10月当時はかなりホームシックに襲われていて、日本を感じるものに敏感になっていた時期でした。翻訳はされていても、漫画に出てくる街や道具から日本を感じられる瞬間があって、漫画を読むことが癒しになっていました。
さて、では読んだ本の紹介です。
本来は全部の本の感想を書き残すのが一番理想的でしょうが、不真面目な私はきっと挫折するので、特に印象的だった3冊について紹介します。
1.ONE PIECE 第1巻
これは説明も要らないでしょう。尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』ドイツ語翻訳版です。
実は私、この時までONE PIECEを読んだことも、アニメを観たこともありませんでした...。
ただ「いつか読みたいな」とは思っていた作品だったので、棚で見つけた瞬間に読むことを決めました。
この記事を執筆している現在でまだ8巻くらいまでしか読めていませんが、ルフィの芯の強さが、ホームシックで自信喪失中の私にはドストライクでした。
読むと元気になれますね。なんでもっと早く読まなかったんだろう。
ドイツでも人気の作品なのか、なかなか次巻を借りることができません。どこまで読めるか分かりませんが、ゆっくり読み進めていこうと思っています。
2.Das magische Baumhaus 第3巻:Das Geheimnis der Mumie
これはメアリー・ポープ・オズボーンさんの『マジック・ツリーハウス』シリーズのドイツ語翻訳版です。
シリーズの主役は、本の虫でまじめで聡明な慎重派の兄のジャックと、冒険好きで興奮ぎみで空想好きな行動派の妹アニー。題名の『マジック・ツリーハウス』は、二人が魔法のツリーハウスを使って時空旅行をすることに由来する。
つまり冒険アドベンチャーですね。私も子供のとき冒険物の本は好きだったな。
『マジック・ツリーハウス』は日本でも翻訳が出ています。私も書店や図書館で見かけたことがありますが、その時まで読んだことがありませんでした。
日本でも世界でも大ベストセラーのシリーズなんですね。知らなかった...。
シリーズ累計の発行部数は全世界1億1400万部以上[4]、アメリカで4900万部以上[5]、日本で450万部以上[6]。
せっかくなら1巻から読めれば良かったのですが、その時は1、2巻が貸し出し中だったので、3巻を借りて読んでみました。
日本語版だと第2巻に収録(『女王フュテピのなぞ』)、原著だと第3巻に収録(Mummies in the Morning)のお話です。
ドイツ語版はDas Geheimnis der Mumie(ミイラの謎)というタイトルで出版されています。
自分であらすじを考えてみようとしたら、Wikipediaで一文で超簡潔に書かれていたので引用します(手抜k...)。
第3巻は、
というお話です。
ピラミッドの中を探検しながら、色々なものを発見したり謎解きをするのですが、ところどころで出会う言葉や概念について丁寧に説明されるシーンがあるので、読みながら新しい単語を覚えるにはピッタリのシリーズかな、と思いました。
3.Kleine Katze Chi 第1巻
これは、こなみかなたさんの『チーズスイートホーム』ドイツ語翻訳版です。
名前は知っていましたが、ONE PIECE同様、「興味はあるけど読んだことない漫画」の一つでした。
少年ヨウヘイに拾われた子猫チーの日常を描いた漫画です。
猫派の私はずっと気になっていて、たまたま本棚で出会ったので早速読んでみました。
感想は、ただ一つです。
子猫のチーがとにかくかわいい!!
チーの動きがかわいいのはもちろんのこと、発言やチーの想像にも子供らしさが上手く表現されています。
また読んでて気になるのは、チーの発言だけ特殊なつづりが使われることがあります。
公式サイトによると、「チー語」というらしいです。
まだ子猫なので舌ったらずな独特のしゃべり方をし、それはチー語と呼ばれている。
http://morningmanga.com/chi/whats_chara.html
ドイツ語版では、
komiss:辞書ではkomisch(コーミッシュ、「変な」という意味)
sspielen:辞書ではspielen(シュピーレン、「遊ぶ」という意味)
immer sson:辞書ではimmer schon(イマー ショーン、「前から」という意味)
のように、たぶん「シュ」のような音が入る部分でssが使われています。
どうやって読むのかは分かりません...。komiss「コーミス」かな?(;・∀・)
日本語ではどういう書き方をしているのかな?
ぜひ日本に帰った後にもう一度読みたい本です。
以上、2018年10月に読んだ本でした。
次回は2018年11月に読んだ本について紹介します。
では!